Florian Kupfer&NGLY JAPAN TOUR 2018を前に

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5.18(FRI) <Florian Kupfer&NGLY JAPAN TOUR 2018> at CIRCUS TOKYO

jp.residentadvisor.net

 

 

今日は雨が降っていて、低気圧のせいか体はぼんやりしている。大学は爆破予告があり、出入りが禁止された。

どうしても現実と向かい合って生きていかないといけないことを痛感させる。

 

Rainbow Disco ClubとHUNEE来日公演で、平和と愛溢れる現場を目の当たりにした自分にとっては厳しい仕打ちだ。

  

世の中が全て素晴らしい喜びに満ち溢れているというあからさまな嘘が、限りなく本当に思えてしまうような空間を体験した自分は早くも5月病に突入してしまいそうになっているが、そんな事も言っていられないみたいだ。

 

昨年の2月、遊びで行ったNYから帰国し、すぐに行われたFlorian Kupferの初来日公演のこと。

未だに自分の中で大きなターニングポイントだったと言い切ることができる。

あの頃、自分はモラトリアムからの解放を手前に、ますます行く末を見失っていた中で、不安に苛まれていた状況だった。

DJとしての自分の覚悟もまだ浅く、今でこそ少しは何か伝えられていることがあると信じたいが、振り返ると少し目を当てにくいような状態だった。

 

そんな中で迎えた当日のことは、正直細かくは覚えていない。

 

ただただ、切迫する絶え間ない轟音に心臓を抉りだされるような感覚と、それにより脳内麻薬が解放していく感覚を初めて感じた瞬間でもあった。

少し文字にするのは恥ずかしいけれど、自分にとって”テクノ”を感じた瞬間だった。とにかく素晴らしい瞬間だった。音と自分の身体が綺麗に対峙した瞬間でもあったのかなと思う。

 

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あれから一年が経って、様々な瞬間を経験した。DJとしても、フロアにいるキッズとしても。

平和と愛を語るようなハウスミュージックや、おちゃらけたディスコに愛おしさを感じたり、ミニマルなテクノに同化したり、レイヴィーなUKテクノやエレクトロを前に、清々しくなるくらい身体を躍らせたこともある。全てそれらは横並びに素晴らしい体験だった。

 

そう、横並びにして考えると、Florian Kupferのそれに該当する夜はあまりまだ経験したことがない。(でも、2年前のNGLYの夜や、IN HAで聞いたRottenlava、CONDOMINIUMで見たSuburban Musïkだったりはその感覚に没入させてくれた。)

その感覚は多分胸の内にしまっておいた方がいい気もするようなほど赤裸々なものだった。

 

もちろん、今回の来日が楽しみな一方で、今回は自分も同じフロアでDJをするわけだから、とてつもなく不思議な感情がある。今、文章を書いていて、当然いろいろな人に来て欲しいけど、この夜がどうなっていくかは正直保証できそうもない。

前回、僕は一人の人間として音と対峙しながら素晴らしい体験になった事実はあれど、隣にいた人はまた違う感覚を持っていたであろうし、そのまた隣も同様にだ。そして一時の主観でしかない素晴らしい体験をもって語りすぎるのも、後悔に繋がったりする。

 

残すところ2週間を切ってしまって、もうすぐやってくるこの日だけど、何が起こるかわからない(毎度そうだけど)この日は、ハッピー野郎も不安で頭を抱えている人も、悲しみもやり場のない怒りも何でも解放しにくればいいと思う。

予定調和のあるフロアもいいけど、複雑に入り混じる人間模様溢れる”ノイズ”なフロアになれば幸いだと思ってます。

 

前置きが長くなったけれど、以下詳細を引用しつつ。

 

あと、あのButtechnoとNTSで今年共演して共演していて、ぜひ聴いてほしい。

www.nts.live

 

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<INTRODUCTION>

〈L.I.E.S.〉や〈Ninja Tune〉傘下のレーベル〈Technicolour〉からの快作が多くのDJやリスナーから支持を集めているFlorian Kupferが、5月18日(金)に待望の再来日を果たす。また、<L.I.E.S.>の看板アーティストとして知られ、Florian Kupferと盟友であるNGLYが共演し、LIVE SETを披露する。

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Florian Kupferは、2013年に〈L.I.E.S.〉から彼のデビュー作『Lifetrax』がリリースされると、すぐに収録曲の“Feelin”がアンダーグラウンド・フロアアンセムとなり、RAの年間チャートへのランクインを始め、世界中で傑作として評価された。

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それを皮切りに、<Ninja Tune>傘下の<Technicolour>や、モスクワ発のレーベル<PRIVATE PERSONS>などからのリリースや、TORN HAWKやWillie Burnsとの共作に加え、幾つかのコラボ名義を交えつつ現在まで毎年のリリースを重ねている。

 

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DJとしては、昨年の2月にCIRCUS TOKYOでの来日公演を行っており、今回は5月19日から京都スチールの森にて行われる『STAR FESTIVAL’18』への出演に併せての2度目の来日となる。

 

LIVE SETでの出演となるNGLYは、アルゼンチンを拠点に活動しており、<L.I.E.S.>や、その姉妹レーベル<Russian Torrent Versions>からのリリースをしており、2016年には初のアルバムを<L.I.E.S.>リリースした。NGLYは、NYを拠点にするシルクスクリーンプリント・クルー<LQQK STUDIO>が、Contact Tokyoにて開催している”GATEWAY”において2度のLIVE SETを披露しており、アーティストとしては今回が3度目の来日となる。

 

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両者は、Swere名義でのコラボレーションEPを<L.I.E.S.>からリリースし、昨年の10月にも共演を果たすなど、親交の深いアーティストである。

 

また今回は、レイヴカルチャーからの影響色濃いストリートスタイルのハウスミュージックの波を都内で唯一キャッチするパーティークルー『CYK』のレジデントDJであるKotsuが日本アーティストのラインナップをキュレート。

 

Florian Kupferとの親交のあるモスクワのプロデューサーButtechnoを昨年bonoboに招聘している東京のエレクトロニックミュージックコレクティブ『IN HA』からMari Sakurai、ポスト・トライバルユニットThe Chopstick Killahzとしての活動や<Noods Radio Bristol>のレジデントでもあるMars 89のほか、現在進行形の東京アンダーグラウンド・ダンス・コミュニティを支えるbaggiojtやHairi Oku、Zooey Loomer 1979らが出演する。

 

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5/18(FRI)

11PM OPEN

at CIRCUS TOKYO

Door 2000JPY

 

ROOM 1: 

FLORIAN KUPFER (L.I.E.S./Private Persons)

NGLY (L.I.E.S.) -LIVE SET-

KOTSU (CYK/UNTITLED)

MARI SAKURAI (IN HA) 

 

ROOM 2: 

Mars89 (Noods Radio Bristol/The Chopstick Killahz)

Zooey Loomer 1979 (BLUE/INCENTIVE) 

baggiojt (JUKE) 

Hairi Oku 

 

 

■Florian Kupfer

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Florian Kupferは1988年2月27日、ドイツのヴィースバーデンに生まれ、フランクフルトにほど近いヘッセン州で育った。

2012年、24歳で初となるEP “Lifetrax/Feelin”を<L.I.E.S.>よりリリース。すぐにアンダーグラウンド・アンセムと化しRAの年間チャートにもセレクトされるなど傑作として評価された。以降も<L.I.E.S.>やその姉妹レーベル<Russian Torrent Versions>からのリリースや、<Ninja Tune>傘下の<Technicolour>からのリリースを行い、今年に入ってもノルウェーオスロを拠点にするカセットレーベル<HMD Records>から初のアルバムをリリースした。TORN HAWKやWillie Burnsとの共作を<W.T Records>からリリースしたり、UELI、SWERE等のコラボ名義でのリリースも含め、2013年のデビュー以来、毎年のリリースを重ねている。

インダストリアル・テクノ~ロウ・ハウスの名手さながらプロデューサー/DJとして躍進を続けている。

 

 

■NGLY

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表に情報が現れない謎の存在、NGLY。楽曲を通して物事を伝える彼はコアなフォロアー達を得ている。ディープなアナログサウンドでテクノ シーンに名を広げ、2014年にセルフタイトル アルバムをL.I.E.S.からリリースした。その後、Russian Torrent Versionsからもリリースし、最近では一番力を入れたEP「Psychosis」を再びL.I.E.S.にてリリースを果たした。ソロの他ではFlorian Kupferと “Swere” 名義、Patriciaと “Taxes”名義でコラボレーションをしている。

 

 

 

 

(初来日時の時の記事はこちら。ローファイだかロウハウスだか形容したのを少し後悔した記事でもある。そんなことすら忘れるフロアだったから。)

kotsu0830.blog.houyhnhnm.jp